2014年07月24日

23RD,JULY

みなさまこんばんは、山村です


またもやというか、いつものごとくサボりがひどくてすみません



タイトルにも書いていますが、きょうは7月23日。



ぼくにとって、特別な日。ちょっと真面目にいろいろなことを思い出す、1日。





ちょっと重い言葉、かもしれませんが 父の命日。


早いもので、もう10年の月日が流れ、当時ハタチだった僕ももう、30歳。



10年前のあの日も、朝からうだるような暑さで 当時勤めていたサロンに出勤するために自宅を出ようとしていたその時、母からの電話が鳴った。


父が危篤、今すぐ病院へ来なさい。という内容で 電話を切った途端に涙があふれ出した。


父のもとへに車で向かっているときも、涙が止まらず なによりも自分自身が不甲斐無くって悔しい思いをしていたことを、よく覚えている。



父は、亡くなる数週間前からあまり体調がよくなかった。


父のお世話をして病院から帰ってきた母からその頃はいつも「もう長くはないかもしれないから、覚悟をしておきなさい。」と言われていても、僕はただなんとなく「わかった」と口返事をするだけ。


ある日また同じことを母が言い、僕が愛想もなくいつものように返事をすると 母が泣いた。


「あんた薄情やね、お父さんがもういなくなるかもしれんとよ?なんでそんな普通にしていれるの?」と、涙ながらに声を荒げて母は言ったけど


僕はよくわからなかった。そして同時に「もう会えなくなるかもしれないのに、父親のために涙一つも流せなくて俺は親不孝者だ。ごめん。」なんて簡単に心の中で思っていた。



けどその日が実際に来ると、やはり泣いた。病院に着くまでも、着いてからも、父が息を引き取ってからもずっとずっと、人目も気にせずに病院のエントランスの隅で泣いていた。



危篤の電話を受けて、やっと目が覚めたというか 父がどんな状態だったのかが、ようやく理解できた。


理解できたと同時に、なんでこうなるとわかっていたはずなのに、僕は父に今までの感謝を伝えたり行ったりせずに、ただただ何もない日々を過ごしてしまったのだろう。なんてことをしてしまったんだろう。って


運転しながら自分自身に悔しくて腹立たしくって何度もハンドルを叩いた


あの時の気持ちは今でも鮮明に覚えている。




まさに今、伴侶を亡くしたばかりの母が、気丈に振る舞っていたことも覚えている。


長男も、父を乗せた霊柩車に母と二人で乗った際ににだけ泣いていたらしいけど、僕ら弟の前では一切涙を見せなかった。


真ん中の兄は泣いていたけど、きっと家族の中で僕が一番弱かった。


それは末っ子だった子供の頃となにも変わってなくて、それなのに大人になり強くなったつもりでいた自分がいて。


普段はほわんとしている母は母で、いつも適当でだらしなかった長男も長男で、やはり使命感というか そういうものがあるんだなと初めて感じた。二人とも、強かった。






そして毎年、命日が来るたびに思う


今の僕はどうだろう、10年もの時間が流れたけれど 何か変われたかな とか 少しは背筋が伸びてきているのか とか


それは僕自身も、年を重ねれば重ねるほどにわからなくなっていて


生活環境やら、社会的な立場だったりなんかは 確かに変わったけれど


人として、どう なんてことは未だによくわからない し、大して自信もないのです。




わかってきたのは、命にも時間にも限りがあって


当たり前のような日々は、尊いものなんだってこと。


 

大切なものは やはり大切にしたい


命から教わったこともたくさんあるし、これからもまた気づいていくのだろう。




父がいなくなって 母もいつかはいなくなる みんないつかは死ぬんだって


それなのになんで今も生き続けるのか、とか  父の死直後は悶々としていたけれど


その夏が終わり、空が高くなった頃  前を向けるようになった。





まあ、これからもしばらく僕は生き続けるのだろうけど、命を綴じるときには少しは立派になっていたい




それは僕自身だけでなく、誰かが命を終えるときに 胸を張って感謝やお別れを伝えれるよう


今という時間を大切に過ごしていきたいと思う今日この頃。




父がいなくなって10年。あの日も今日みたいに暑くて、なんだか遠い過去のようで、あっという間の10年間。




ぼくにとっての、7月23日。父の命日でもあるし、


今では、新しい日々への決意の日にもなっています。 


いなくなった人たち、今いてくれてる人たちに感謝をしつつ


少しでも立派な人間になれるよう、美容師になれるよう 精進していきます。




今は、とにかく頑張る。くらいしか言えませんが そんなこんなです。




なんだか重くてすみません が 山村がんばります。





yamamura



 



 
posted by hydeleaf hairdesigns at 01:22 | Comment(0) | BLOG
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